水落みぞおち)” の例文
自分ですら声を出して泣いてみたいような衝動をつき返しつき返し水落みぞおちの所に感じながら、火鉢の中を見入ったまま細かく震えていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
水落みぞおちのあたりをすっと氷の棒でも通るような心持ちがすると、のどの所はもう泣きかけていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)