水腫みずばれ)” の例文
金に窮すると、石山家に来ては、石山さんの所謂『四両五両といたぶって』行きました。到頭腎臓じんぞうが悪くなり、水腫みずばれが出て、調布在の実家で死にました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
髪の毛は段々と脱落ぬけおち、地体じたいが黒いはだの色は蒼褪あおざめて黄味さえ帯び、顔の腫脹むくみに皮が釣れて耳のうしろ罅裂えみわれ、そこにうじうごめき、あし水腫みずばれ脹上はれあがり、脚絆の合目あわせめからぶよぶよの肉が大きく食出はみだ