水盥みずたらい)” の例文
……源六は庖丁を研いでいた。不自由なからだでどうしたものか、研ぎ台も水盥みずたらいもちゃんとそろえてあった。がまで編んだ敷物にきちんと坐って、きわめてたどたどしい手つきで庖丁を研いでいる。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)