“水止”の読み方と例文
読み方割合
みずし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其時は別に注意して確めもしなかったが、察する所これは水止（みずし）から南方に派出している尾根を上下する為のものであるらしい。
釜沢行 (新字新仮名) ／ 木暮理太郎(著)
両門岩から東は倒木が次第に多くなり、峰頭は孰（いず）れも真白にされた立枯の白檜が縦横に入り乱れて、通過を妨げているので、之を潜り抜け跨ぎ踰（こ）えるのが容易でない。水止（みずし）の頂上は最も甚しかった。
思い出す儘に (新字新仮名) ／ 木暮理太郎(著)