氣燄きえん)” の例文
新字:気燄
華文家はまことの思索家の言葉には含蓄多くして修飾少きを、乾燥なりと笑ひ、氣燄きえんなしと嘲りて、おのれが音節をとゝのへ、誇張を事としたる文の中に、果敢はかなき思想を包みたるを恥とせず。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)