“比田帯刀”の読み方と例文
読み方割合
ひだたてわき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老臣の比田帯刀ひだたてわきなのである。帯刀の手はすぐ主人の馬の口輪をつかんでいた。ひとたび、悍気かんきにまかせた馬は容易にその本能を制しきれないもののように、頻りに土を蹴って足掻あがいた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、誇って呼ばわる声がとどろき、またそれらの者といずれが先か後かも疑わるる程、むらがりじた武者たちのうちには四方田又兵衛、堀与次郎、川上久左衛門、比田帯刀ひだたてわきなどの勇姿も見えた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
比田帯刀ひだたてわきどのお召しです」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)