“毒針”の読み方と例文
読み方割合
どくばり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だがそれをしなかった。不覚ふかくのいたりだ。もっとも、そんなことをすれば、首領は一撃のもとに自分を毒針どくばりでさし殺したかもしれない。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「よしよし、おまえの目は、もともと生まれつきの眼病がんびょうではない。吹針の蚕婆かいこばばあ、あれの毒針どくばりに目をふかれたためじゃ。わしが一つなおしてやろう」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小男のかまえた毒棒どくぼうからは、まるで一本の糸のようにつぎからつぎへと毒針どくばりがとびだしてくる。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)