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殿舎
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でんしゃ
ふりがな文庫
“
殿舎
(
でんしゃ
)” の例文
鎌倉じゅうの
殿舎
(
でんしゃ
)
、諸屋敷、寺院、町屋のすべてを
薪木
(
たきぎ
)
とし、四方から蒸し殺しに焼き亡ぼそうとするものらしい。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
花世を二階の
殿舎
(
でんしゃ
)
に追いあげ、食事も自分で運んで行くという念の入った用心をしていたが、思春の情はなにものの力でもおさえることのできない
人性
(
にんしょう
)
の必然であって
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
六波羅
殿舎
(
でんしゃ
)
の大屋根は墨を
刷
(
は
)
いて、内苑の
篝
(
かがり
)
はチロチロ衰えかけ、有明けの
黒白
(
あいろ
)
もなお、さだかでなかった。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
花世を
殿舎
(
でんしゃ
)
の二階に追いあげ、食事も自分で運んで行くくらいに用心していたが、思春の情はなにものの力でもさえぎることのできない人性の必然であって、そのほうを始末するのでなければ
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
“殿舎”の意味
《名詞》
殿舎(でんしゃ)
大きな屋敷、館。御殿。
(出典:Wiktionary)
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“殿舎”で始まる語句
殿舎碧閣