“殆(ほとほ)” の例文
我は可笑しき振舞せんに宜(よろ)しからんとおもへば、状師(だいげんにん)の服を借りて歸りぬ。これを衣(き)て云ふべきこと爲すべきことの心にかゝりて、其夜は殆(ほとほ)と眠らざりき。
この「殆(ほとほ)と死にき」をば、殆(あやう)しの意にして、胸のわくわくしたと解する説もあり、私も或時(あるとき)にはそれに従った。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
殆(ほとほ)と仏に近かりき
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)