死助しすけ)” の例文
四一 和野の佐々木嘉兵衛、或る年境木越さかいげごえ大谷地おおやちへ狩にゆきたり。死助しすけの方より走れる原なり。秋の暮のことにて木の葉は散り尽し山もあらわなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
四一 和野の佐々木嘉兵衛、ある年境木越の大谷地おほやちへ狩りにゆきたり。死助しすけの方より走れる原なり。秋の暮れのことにて木の葉は散り尽くし山もあらはなり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
五〇 死助しすけの山にカツコ花あり。遠野郷にても珍しといふ花なり。五月閑古かんこ鳥のく頃、女や子どもこれを採りに山へ行く。の中にけておけば紫色になる。酸漿ほほづきの実のやうに吹きて遊ぶなり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
五〇 死助しすけの山にカッコ花あり。遠野郷にても珍しという花なり。五月閑古鳥かんこどりくころ、女や子どもこれをりに山へ行く。の中にけて置けば紫色むらさきいろになる。酸漿ほおずきのように吹きて遊ぶなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その地を死助しすけといふ。死助権現とて祀れるはこの白鹿なりといふ。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
その地を死助しすけという。死助権現しすけごんげんとてまつれるはこの白鹿なりという。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)