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正午下
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ひるさが
ふりがな文庫
“
正午下
(
ひるさが
)” の例文
いまだ左程に疲れもやらぬ
正午下
(
ひるさが
)
りの頃ほひより足の運び俄かに重くなりて、
後髪
(
うしろがみ
)
引かるゝ心地しつ。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
襟には水晶の
数珠
(
じゅず
)
を掛け、口に
法華経普門品
(
ほけきょうふもんぼん
)
を唱えながら馬に揺られたお銀の姿が、栄太と共に江戸町を引き廻された埃りっぽい日の
正午下
(
ひるさが
)
り、八丁堀の合点長屋へ切れようとする角の海老床で
釘抜藤吉捕物覚書:01 のの字の刀痕
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
ところが真夏の八月に入った或る日の事、
鯛網引
(
たいあみひ
)
きの留守で、村中が
午睡
(
ひるね
)
をしている
正午下
(
ひるさが
)
り時分に、ケタタマシイ自動車の音が二三台、
地響
(
じひびき
)
を打たして別荘の方へ走って行った。
いなか、の、じけん
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
午
常用漢字
小2
部首:⼗
4画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“正午”で始まる語句
正午
正午過
正午頃
正午前
正午刻
正午比
正午退
正午前後