“正一郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しやういちらう50.0%
しょういちろう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「先生の指図通さしづどほり、宇津木をつてしまふのだ。君は出口で見張つてゐてくれ給へ。」聞きれた門人大井おほゐの声である。玉造組与力たまつくりぐみよりきせがれで、名は正一郎しやういちらうと云ふ。三十五歳になる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
当主正一郎しょういちろう、弟廉作れんさく、相助けて家業に従い、文事を解し志操気概に富んだ点は、既記三宅定太郎、下辻又七、山口薫次郎その他当年の、志士派産商業家一般に通ずる性格である。
志士と経済 (新字新仮名) / 服部之総(著)