“指図通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしずどお50.0%
さしづどほり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これで、自分は寝てもいいと云う許可を得たから、正式に横になっても剣突けんつくを食う恐れはあるまいと思って、婆さんの指図通さしずどおり戸棚を明けて見ると、あった。布団がたくさんあった。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「先生の指図通さしづどほり、宇津木をつてしまふのだ。君は出口で見張つてゐてくれ給へ。」聞きれた門人大井おほゐの声である。玉造組与力たまつくりぐみよりきせがれで、名は正一郎しやういちらうと云ふ。三十五歳になる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)