“止處(とめど)” の例文
新字:止処
私の眼からは止處(とめど)もなく涙が流れた。痛い風の刺激に逢ふと、必(きつ)と私はこれだ。やがて山間に不似合な大きな建築物(たてもの)の見える處へ出て來た。修善寺だ。大抵の家の二階は戸が閉めてあつた。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)