“止處”の読み方と例文
新字:止処
読み方割合
とめど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の眼からは止處とめどもなく涙が流れた。痛い風の刺激に逢ふと、きつと私はこれだ。やがて山間に不似合な大きな建築物たてものの見える處へ出て來た。修善寺だ。大抵の家の二階は戸が閉めてあつた。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)