歌莚うたむしろ)” の例文
べつの部屋には、歌莚うたむしろができていた。各〻のしとねの前に、懐紙も、筥硯はこすずりも、さあ名吟をたくさんおみなさい、とすすめぬばかりに備えられている。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)