きん)” の例文
幽山にのぼるの興はのぼりつきたる時にあらず、荒榛くわうしんひらき、峭※せうがくわたる間にあるなり、栄達はうらやむべきにあらず、栄達を得るに至るまでの盤紆はんうこそ、まことにきんすべきものなるべし。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「おや、きんじゃないか、暫くこなかったねえ、どうしたんだともって心配してたよ」
反逆 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
葉絵子 きん一さんのことでせう。
あの星はいつ現はれるか (新字旧仮名) / 岸田国士(著)