檜破子ひわりご)” の例文
たいそうにはしないで雅趣のある檜破子ひわりご弁当が出て、勝ち方に出す賭物かけものも多く持参したのである。今日も文士が多く招待されていて皆席上で詩を作った。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
いにしへ二七〇行幸いでましの宮ありし所は、二七一いははしる滝つせのむせび流るるに、ちひさきあゆどもの水にさかふなど、目もあやにおもしろし。二七二檜破子ひわりご打ちちらしてひつつあそぶ。