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檜皮葺
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ひはだぶ
ふりがな文庫
“
檜皮葺
(
ひはだぶ
)” の例文
六の宮へ行つて見ると、昔あつた
四足
(
よつあし
)
の門も、
檜皮葺
(
ひはだぶ
)
きの寝殿や
対
(
たい
)
も、
悉
(
ことごとく
)
今はなくなつてゐた。その中に唯残つてゐるのは、崩れ残りの
築土
(
ついぢ
)
だけだつた。
六の宮の姫君
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
老僧の寺は十丁ほど東にあつて、私の家から其の天臺に
象
(
かたど
)
つたといふ二重屋根の甍がよく見えるし、老僧の
庫裡
(
くり
)
の窓から、私の方のお宮の杉木立や、
檜皮葺
(
ひはだぶ
)
きの屋根や、棟の
千木
(
ちぎ
)
までが見えたりした。
ごりがん
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
“檜皮葺”の解説
檜皮葺(ひわだぶき)とは、屋根葺手法の一つで、檜(ひのき)の樹皮を用いて施工する。
日本古来の歴史的な手法であるが、日本国外には類を見ない。文化財を含む、古い建物の屋根で檜皮葺を見ることができる。
2020年「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」がユネスコ無形文化遺産に登録され、この中に「檜皮葺・杮葺」が含まれている。
(出典:Wikipedia)
檜
漢検準1級
部首:⽊
17画
皮
常用漢字
小3
部首:⽪
5画
葺
漢検準1級
部首:⾋
12画
“檜皮”で始まる語句
檜皮
檜皮色
檜皮細工