“機糸”の読み方と例文
読み方割合
はたいと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぎに、行為の上において第一の怪事というべきは、あるときその家の一室に掛けたりし機糸はたいとが、いつの間にか、みごとに断ちきられたることこれなり。
あさ機糸はたいとの切れはしをつなぎ合わせて、手毬に巻いていたということは、何の本にも書いてないようだが、木綿糸の多くなる以前には、それをしなかったら手毬はないはずであり
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
わたしはくわしくその歴史を皆さんに語ることはできぬが、沖繩県などの遠い島々に行って見ると、今でもまだカセというものを作らずに、小さな糸巻いとまきからすぐに機糸はたいとている女が多い。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)