橘逸勢たちばなのはやなり)” の例文
最も古く非人の名称の物に見えている著しい例証は、かの橘逸勢たちばなのはやなりである。彼は罪あって除籍せられ、「非人」と称せられた。無籍者になったのである。すなわち非公民の称である。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
橘広相たちばなのひろみ菅原道真みちざね橘逸勢たちばなのはやなりなどは、藤原氏専制の犠牲者の最も大なるものである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)