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樹牆
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じゅしょう
ふりがな文庫
“
樹牆
(
じゅしょう
)” の例文
消防自動車が三台、ヘッド・ライトで
樹牆
(
じゅしょう
)
を照しながら砂利道をうねりあがって来、プールの水で火を消しにかかった。
我が家の楽園
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
深尾は葉巻きの煙を唇の端でころがしては吹き、
樹牆
(
じゅしょう
)
に沿って築山のほうへ歩きながら、ふと
三界万霊塔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
樹牆
(
じゅしょう
)
に囲まれた広い芝生の奥、赤煉瓦の煙突のついた二階建のロッジの前で車が停った。
肌色の月
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
いぜんは地境いの松の
樹牆
(
じゅしょう
)
が、ほどのいい目隠しになっていたが、陽気な国の陽気な借家人どもが、日蔭になるのを嫌って、松のあたまをちょん切ってしまったので、建物の裏側が
我が家の楽園
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
庭端
(
にわはな
)
の地境いになるところに、大きな松林があって、真西からさしかける陽を防いでいたものだが、樹齢五百年という有名な黒松の
樹牆
(
じゅしょう
)
が、一本のこらず、おなじ高さに頭をちょん切られたうえ
我が家の楽園
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
牆
漢検1級
部首:⽙
17画
“樹”で始まる語句
樹
樹立
樹蔭
樹木
樹々
樹脂
樹間
樹下
樹林
樹陰