模品うつし)” の例文
ただ模品うつしをこしらえて御遣わしなされまし、と云ったほどにも拘らず、天下に一ツの鐙故他に知る者は有るまいけれど、模品を遣わすなどとはが心がはずかしい、と云って真物を与えた。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)