“模傚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もこう66.7%
もはう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かように人真似から成立する国語が十年二十年と立つうち、発音に自然と変化を生じてくるのは、彼等に完全なる模傚もこうの能力がないと云う事を証明している。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
製作の上に変化をあらわすのが困難であるならば、その上に徹頭徹尾の模傚もこうを示すのも同様に困難である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
造化を模傚もはうし、實を寫すことより出づるを實際主義といひ、理想の世界、精神の領地より出づるを理想主義といふ。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)