“槨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かく33.3%
かろうと33.3%
カラト33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姫の屍体もまたプリゴネと称する薬草の液に浸し麝香草じゃこうそうの花を詰めて腐敗をふせぎ、金銀を象嵌ぞうがんしたる瑪瑙めのうの寝棺に納め、さらにこれを桃金花てんにんかの木にて造れるかくに入れ
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
地中に兜や名剣あれば、子孫代々出世はしない。石塔類でも埋もれていれば、死人相継いで出るだろう。こいつは説明にも及ぶまい。石のかろうとを埋めて置けば、財貨一切消滅する。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
石のカラトの口さへあければ、現代人と直ちに対話をまじへる事が出来ると信じる事である。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)