楚国そこく)” の例文
それは、楚国そこく荘王そうおうのことであるが、或る折、荘王が楚城のうちに、盛宴をひらいて、武功の諸将をねぎらった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僭越ですが、私は、楚国そこくの始めを憶いおこします。楚ははじめ、荊山けいざんのほとり、百里に足らない土地を領し、実に微々びびたるものでしたが、賢能の士が集まって、ついに九百余年のもとをひらきました。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)