楊阜ようふ)” の例文
同僚に参軍の楊阜ようふという将校がある。楊阜は反対して、極力諫めた。けれど韋康はついに門をひらいて、寄手の馬超へ膝を屈してしまった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楊阜ようふは心のうちに深く期すものがあるので、表面は従っていたが、ある時、馬超に告げて、数日の休暇を願った。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いうまでもなく姜叙きょうじょ楊阜ようふとは従兄弟いとこのあいだがらになるし、また、姜叙と韋康いこうとは、主従の関係にある。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太尉華歆かきん、城門校尉楊阜ようふ、散騎黄門侍郎王粛おうしゅくたちは、初めから出兵に反対のともがらだったので、民の声として
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ときに元、涼州の参軍で、楊阜ようふという者、すすんで彼にこう意見をのべた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楊阜ようふの族弟で、楊陵ようりょうといい、私とも兄弟のようにしていました」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)