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椴松帯
ふりがな文庫
“椴松帯”の読み方と例文
旧字:
椴松帶
読み方
割合
とどまつたい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とどまつたい
(逆引き)
椴松帯
(
とどまつたい
)
が向うに見えた。
凡
(
すべ
)
ての
樹
(
き
)
が裸かになった中に、この樹だけは
幽鬱
(
ゆううつ
)
な暗緑の葉色をあらためなかった。真直な幹が見渡す限り天を
衝
(
つ
)
いて、
怒濤
(
どとう
)
のような風の音を
籠
(
こ
)
めていた。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
倶知安
(
くっちゃん
)
からK村に通う国道はマッカリヌプリの
山裾
(
やますそ
)
の
椴松帯
(
とどまつたい
)
の間を縫っていた。彼れは馬力の上に
安座
(
あぐら
)
をかいて瓶から口うつしにビールを
煽
(
あお
)
りながら
濁歌
(
だみうた
)
をこだまにひびかせて行った。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
椴松帯(とどまつたい)の例文をもっと
(1作品)
見る
椴
漢検準1級
部首:⽊
13画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
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