梓神子あづさみこ)” の例文
此地は傀儡子の魃首かしら小林六太夫と私稱して其徒居住す。世俗此畝號あざなを用て南光部なんくわうぐみとよぶ。其婦妻のものは死靈のうらかたを業とす。是をたたき神子みこといふ。梓神子あづさみこのたぐひなりとぞ。
われ其小説三派及梓神子あづさみこをみて、その取るところの方鍼はうしんを認めたり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)