“桑十”の読み方と例文
読み方割合
くわじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蜂須賀彦右衛門はちすかひこえもん、弟又十郎、梶田隼人かじたはやと、佐屋桑十くわじゅう、稲田大炊おおい、青山新七などの、かつての小六党の人たち。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふもとで待っている佐屋桑十くわじゅうは、主人の気持が知れなかった。竹中半兵衛何者なにものぞ、こんどはおれが行って、今日までの無礼を詰問なじってくれたい——などと腹を立てた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
翌日、岩手を立ち、晩は、南宮山なんぐうざん麓村ふもとむらに一宿し、そこへただ一名の供の佐屋桑十くわじゅうも残して、まったくただ一人、いよいよ栗原山へ登りにかかった日も、途中幾たびか
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)