トップ
>
根府川
>
ねぶかわ
ふりがな文庫
“
根府川
(
ねぶかわ
)” の例文
藩の
徒士
(
かちざむらい
)
のひとりで、市内から早川の方へ寄った下河原にお住いで、一時、
根府川
(
ねぶかわ
)
関所番を勤められたこともあったようであります。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と云われても、孝助は手がブル/\とふるえて思うまゝに締らないから、飯島自ら疵口をグッと堅く締め上げ、
猶
(
なお
)
手をもって其の上を押え、
根府川
(
ねぶかわ
)
の飛石の上へペタ/\と坐る。
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
熱海へ
湯治
(
とうじ
)
といっても、この女の仕事と、気性では、そう長く湯につかっているわけにゆかないから、今日でようやく一週間——早くも帰りの旅について、これはちょうど、
根府川
(
ねぶかわ
)
あたりでの物語。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
根府川
(
ねぶかわ
)
近辺は
蜜柑
(
みかん
)
の名所なり。
旅の旅の旅
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
「きっと、万太郎の廻し者が来て、連れ出したにちがいない。そうすると浜の方よりは、
根府川
(
ねぶかわ
)
の街道へ急いで行ったかもわからない」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
はるか南に、走り湯
権現
(
ごんげん
)
の常明燈が一点、西の方には
根府川
(
ねぶかわ
)
女関所
(
おんなせきしょ
)
の灯がポチッと暗の空に見えていて、そこへはどッちも二里ほどずつ離れているさびしい漁村。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
熱海
(
あたみ
)
街道をひきあげて来る途中——かの
相良金吾
(
さがらきんご
)
と物別れになり、その揚句に、
根府川
(
ねぶかわ
)
番所の役人に
陸
(
おか
)
と船手から囲まれて、一味ちりぢりバラバラ、ようやくのこと、小舟で逃げのびた二人は
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“根府川(根府川駅)”の解説
根府川駅(ねぶかわえき)は、神奈川県小田原市根府川にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東海道本線の駅である。駅番号はJT 18。
関東の駅百選認定駅。
(出典:Wikipedia)
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
府
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“根府川”で始まる語句
根府川石