枯荵かれしのぶ)” の例文
例の枯荵かれしのぶの怪しい短冊の舌は、この時朦朧もうろうとして、滑稽おどけが理に落ちて、寂しくなったし、鶏頭の赤さもやや陰翳かげったが、日はまだ冷くも寒くもない。娘の客は女房と親しさを増したのである。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)