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枯巌枯骨
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こがんここつ
ふりがな文庫
“
枯巌枯骨
(
こがんここつ
)” の例文
といったまま、のけ
反
(
ぞ
)
るばかりな
驚
(
おどろ
)
きにうたれた。いまが今まで、
蛾次郎
(
がじろう
)
とばかり思って
斬
(
き
)
りつけていた
当
(
とう
)
の人は、
枯巌枯骨
(
こがんここつ
)
そのもののような老人であったのだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
毎日、滝を浴びては
陽
(
ひ
)
に照らされ、密林に木剣を
揮
(
ふる
)
っては雨露にさらされているこの行者は、面もほとんど
朽葉色
(
くちばいろ
)
に
焦
(
や
)
けて、肉は落ち骨は尖って、まったく見る影もない
枯巌枯骨
(
こがんここつ
)
の姿である。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
巌
漢検準1級
部首:⼭
20画
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画