松永貞徳まつながていとく)” の例文
その暗いページの中にたまたま明るいところがあってそこに山崎宗鑑やまざきそうかんとか荒木田守武あらきだもりたけとか松永貞徳まつながていとくとか、西山宗因にしやまそういんとかいう名前が見えます。
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
つまりは百韻三十六ぎんの連続の中に、一句も俳諧の無い句があってはならぬという松永貞徳まつながていとくなどの意見を、認めるか否かがわかであった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
同時にまた彼は熱心なキリシタン排撃者であって、仕官の前年に『排耶蘇はいやそ』を書いている。松永貞徳まつながていとくとともに、『妙貞問答みょうていもんどう』の著者不干ふかんハビアンを訪ねた時の記事である。
だから彼の祐筆ゆうひつや、松永貞徳まつながていとくなども、やむなく彼の素姓に筆のふれる時には
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)