トップ
>
来迎図
>
らいごうず
ふりがな文庫
“
来迎図
(
らいごうず
)” の例文
大倉粂馬さんという人の書かれたもので、大倉集古館におさまって居る、冷泉為恭筆の阿弥陀
来迎図
(
らいごうず
)
についての、思い出し
咄
(
ばなし
)
だった。
山越しの阿弥陀像の画因
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
貞観の初めは
恵心院源信
(
えしんいんげんしん
)
の晩年であって、
来迎図
(
らいごうず
)
に現われたような特殊な幻想がすでに力強く育っていた。右の諸作にもこの傾向は著しく認められる。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
もしまたこの積雲の間に、二十五菩薩を
画
(
えが
)
いたならば、それは実に素ばらしい
来迎図
(
らいごうず
)
でなければなるまい。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
金戒光明寺の
来迎図
(
らいごうず
)
は、唯の山の端を描いたばかりだし、其から後のものは、峰の分れて見えるのは、
凡
(
すべて
)
そこから道が通じて、聖衆が降って来るように描かれている。
山越しの阿弥陀像の画因
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
しかし童子や
観音
(
かんのん
)
・
勢至
(
せいし
)
などの乗っている雲は、型に堕しかけた線でかなり固く描かれている。二十五菩薩
来迎図
(
らいごうず
)
の雲のようにひどくはないが、しかしその方向に進みかけているという感じがする。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
“来迎図(
来迎
)”の解説
来迎(らいごう、浄土教諸宗では、らいこう正式な読み方は「らいこう」だが、遅くとも室町時代末からは、民衆の間では「らいごう」と発音されていたという。)とは、仏教において、念仏行者の臨終の際に阿弥陀三尊が25人の菩薩と共に白雲に乗ってその死者を迎えに来て極楽に引き取ること。その様子を描いた図様は来迎図(らいごうず/らいこうず)という。
(出典:Wikipedia)
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
迎
常用漢字
中学
部首:⾡
7画
図
常用漢字
小2
部首:⼞
7画
“来迎”で始まる語句
来迎
来迎寺
来迎仏
来迎院