“来内”の読み方と例文
読み方割合
らいない100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠野郷いまの上郷村字来内らいない斯角東蔵しかくとうぞうという狩人があって、この山を切り開きはじめて峰頂を究めた。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
三人の娘をともないてこの高原に来たり、今の来内らいない村の伊豆権現いずごんげんの社あるところに宿やどりし夜、今夜よき夢を見たらん娘によき山を与うべしと母の神の語りて寝たりしに
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今の来内らいない村の伊豆権現の社ある処に宿りし夜、今夜よき夢を見たらん娘によき山を与ふべしと母の神の語りて寝たりしに、夜深く天より霊華降りて姉の姫の胸の上に止まりしを
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)