朱血あけ)” の例文
見れば、左右の手に、重さ八十斤もあろうかと見えるほこをひっさげ、敵の真っただ中を斬り開いて馳せつけて来る者がある。馬も人も、朱血あけを浴びて、焔が飛んで来るようだった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)