新字:本読
こよひの出物でものなる樂劇の本讀ラ、プルオバ、ヅン、オペラ、セリアといふ曲はかゝる作者の迷惑を書きたるものなるが、まことは猶一層の苦界くがいなるべし。樂長の答へんとするに口を開かせず、姫は我前に立ちて語を繼ぎたり。