“本虫”の読み方と例文
読み方割合
しみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく伯父が云いますけど、青白い頸の細い児が本虫しみのついた古い双紙を繰りながら耳の遠い年寄のわきに笑いもしずに居るのを見るとほんとうにみじめだったってね。
蛋白石 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
京子はしきりに千世子の古い処々ところどころ本虫しみの喰った本を出してはせわしそうにくって居るのを見て
千世子(三) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)