本然ほんぜん)” の例文
それわが国いにしえより教あり、天然の教という。その法、人をしておのずか本然ほんぜんの性にかえらしむるものにして、すなわち誠心の一なり。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
〔譯〕本然ほんぜん眞己しんこ有り、躯殼くかく假己かこ有り。須らく自らみとめ得んことを要すべし。
ある雄々しい本然ほんぜんの心が腹の底から声を出すのである。
ソクラテス (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)