本子ほんこ)” の例文
継子と本子ほんこの名には、大抵おぎん小ぎんが用ゐられて居ました。私はもうそれに飽き飽きしました。今日もまたいやな話を聞かされるかと云ふやうな悲みをさへ登校する途々みち/\覚えました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)