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未通女
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おぼこ
ふりがな文庫
“
未通女
(
おぼこ
)” の例文
あの『ままごと』を
妾
(
わたし
)
は好きだ! 『ままごと』をひらいてお酒盛りをする! それから献上箱の
蓋
(
ふた
)
をあける! と、人形のよそおいをした、
初心
(
うぶ
)
の
未通女
(
おぼこ
)
の女が出る。
十二神貝十郎手柄話
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
苦々
(
にがにが
)
しげな船客の顔色にも、少しも
頓着
(
とんじゃく
)
しないふうで、ほほえみ続けながらモーター・ボートのほうを見守っているのを見ると、
未通女
(
おぼこ
)
らしくさらにまっ
赤
(
か
)
になってその場をはずしてしまった。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
夫の為に、捨てるものなら、家の為に捨てても宜しい。操などと、たわいもない、七十になって、
未通女
(
おぼこ
)
だと申したなら、よく守って来たと称められるより、小野の小町だと、
嗤
(
わら
)
われよう。棄つべき時に棄つ、操を
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
未
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“未通女”で始まる語句
未通女子
未通女心
未通女氣