木麻黄もくまわう)” の例文
早い朝食が済んで、また自動車に乗り、南部仏印での古都である、ユヱへの街を指して、一行はつて行つた。木麻黄もくまわうの並木路をかして、運河ぞひの苫屋とまやからも、のんびりと炊煙があがつてゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)