木螺ぼくら)” の例文
その日の夕方思い付いて字引でみのむしというのを引いてみると、この虫の別名として「木螺ぼくら」というのがあった。なるほど這って行く様子はいかにも田螺たにしかあるいは寄居虫やどかりに似ている。
小さな出来事 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)