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朝貌
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あさがほ
ふりがな文庫
“
朝貌
(
あさがほ
)” の例文
母が答へる
暇
(
いとま
)
のない中に父は足早に家の方へ行つてしまひ私は
朝貌
(
あさがほ
)
の
蔓
(
つる
)
を手に持つたなりで
惘然
(
ぼんやり
)
とあとを見送つて居り升た。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
菅茶山の
朝貌
(
あさがほ
)
の話は、流暢な語気が殆どトリヰアルに近い所まで到つてゐる。想ふに茶山は平素語を
秤盤
(
しようはん
)
に
上
(
のぼ
)
せて後に、口に発する如き人ではなかつただらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「はぎの花を
花
(
ばな
)
葛花
(
くずばな
)
瞿麦
(
なでしこ
)
の花、をみなへし又
藤袴
(
ふぢばかま
)
朝貌
(
あさがほ
)
の花」である。
植物一日一題
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
あとは自分でさま/\工夫を凝らして
見憎処
(
みにくいところ
)
のない様に
朝貌
(
あさがほ
)
の
蔓
(
つる
)
をあちらこちらへ
這
(
は
)
はせ升た。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
貌
常用漢字
中学
部首:⾘
14画
“朝貌”で始まる語句
朝貌式
朝貌形完全土器