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最愛
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いとし
ふりがな文庫
“
最愛
(
いとし
)” の例文
あの、船で手を取って、あわれ、生命掛けた恋人の、口ずから、
切
(
せ
)
めて、
最愛
(
いとし
)
い、と云って
欲
(
ほし
)
い、可哀相とだけも聞かし給え。
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
渠女
(
かれ
)
は始終、涙と
太息
(
ためいき
)
とで聞いてしまつて、さて心の糸のもつれもつれて、なつかしさと切なさとに胸裡は張り裂けんばかり、銀が今の身の上
最愛
(
いとし
)
と思ひつめては、ほとんど前後不覚。
もつれ糸
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
殊勝な、優しい、
最愛
(
いとし
)
い人だ。これなら世話をしても
仔細
(
しさい
)
あんめえ。第一、あの色白な
仁体
(
じんてい
)
じゃ……
化
(
ば
)
……仁右衛門よ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そこだてね、まあ聞かっせえ、客人が、その
最愛
(
いとし
)
らしい
容子
(
ようす
)
じゃ……
化
(
ばけ
)
、」
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“最愛”の意味
《名詞》
最愛(さいあい)
最も愛すること。一番愛していること。
(出典:Wiktionary)
最
常用漢字
小4
部首:⽈
12画
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
“最愛”で始まる語句
最愛季子