最初のっけ)” の例文
最初のっけから四番目まで、湧くような歓呼のうちに勝負が定まって、さていよいよおはちが廻って来ると、源は栗毛くりげまたがって馬場へ出ました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
神保町辺へ用達ようたしにおいでなさいましたお帰りがけ、ご散歩かたがた、「どうだい、新店は立行たちゆくかい。」と最初のっけから掛構かけかまいなくおっしゃって。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)