書認かきしたた)” の例文
余程保存が良かったとみえて、墨色のせもすくなく、六朝風の達筆で「殺生谷の鬼火についての秘録」という題名の本に、恐ろしいのろいの事実が精しく書認かきしたためてあった。
殺生谷の鬼火 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)