“書持”の読み方と例文
読み方割合
ふみもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大伴書持ふみもちの歌である。書持は旅人の子で家持の弟に当る。天平十八年に家持が書持の死を痛んだ歌を作っているから大体その年に死去したのであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
これは弟の書持ふみもちの死をいたんだものであるが、この憶良の歌から影響を受けているところを見ると、大伴家に伝わった此等の歌をも読味ったことが分かる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)