景勝けいしょう)” の例文
「もっと、御待遇を改めていただきたい。さし当って、新将軍のおやかたなども、どこか景勝けいしょうの地を選んで御造営にかかってもらいたいが」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、真先まっさきこころざしたのは、城のやぐらと境を接した、ふたつ、全国に指を屈すると云ふ、景勝けいしょうの公園であつた。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その周辺の四川山海の自然をことごとく取入れて、景勝けいしょうあんじ、攻守の難易、経営の利害を考え、兵馬の出入、車馬舟楫しゅうしゅうの利便に応じ、本丸、山里丸、二の丸、三の丸などのほか
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)